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漁師が運営する販売事業の行方 Vol.1

漁師が魚を販売するのって意外に大変なんですよね。夫と同じように頑張っている全国の漁師さんの苦労が私には痛いほどよくわかります。


夫である【漁吉丸】の親方は9年前に漁協のまき網青年部の部長に就任したのをきっかけに鮮魚の販売に着手しました。

まず、市場調査から始めました。
スーパーの小売単価をみて驚き、都市部の中央市場での鮮度の悪さに驚き、販売価格と流通のあり方を考えさせられました。

ほぼ同時に、鮮魚の行商も行っています。
まき網の水揚げ後、通常おかずに持って帰る魚をそれぞれが持ち込みトラックで売って回るんです。毎日は無理で週に一度だったと思うんですけど、やってみて気づいたのは海岸に住んでいる人がよく買うってことです。つまり、普段の食生活が魚中心だということなんですね。
すると、漁の有る時期は漁家がご近所に魚をおすそ分けしてしまうので売れないなんてこともありました。

そんなこんなで、勉強会あり、鯵のブランド化あり、すくいちりめん青年部とのタイアップで協業体の認定をうけたり、加工品をつくって販売もするし、青年部の発表会で農林水産大臣賞を受賞したりと・・・・

組織の運営と勉強会を繰り返し、繰り返し、続けてきました。

そろそろ企業化を、という話が出ていますが、
話を聞いているとなんだか原点を忘れている気がしてなりません。

まき網の若い漁師たちが、これからの漁業を見据えて始めた事業です。
未来を想定して、今するべきことを実行し、まだまだやるべきことがたくさんありすぎて組織自体にも進化が求められているときなのに・・・
何を勘違いしているのか利害関係を持ち込もうとしている人たちがいるようです。


最先端の考え方は、同レベルの知識をもっていなければ理解ができないのでしょう。説明してもなかなか分かってもらえない歯がゆさは昔も今も変わりませんね。
たぶん、頑張っている漁師さんたちも同じ苦労をしていることでしょう。

話は単純で簡単なことなのに、ややこしくして邪魔をしているのは人の感情。

だからこそ、やる意味があるのかもしれません。
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漁吉丸が漁獲した鮮魚

季節によって獲れる鮮魚は、魚種も大きさも違ってきます。 画像を参考にしてください。

漁師が食べている魚料理

漁吉丸が漁獲した鮮魚を嫁が調理した魚料理です

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