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環境に優しい手作りせっけん(EM菌配合)


私は宇和島漁協の女性部、蛤支部に属しています。
昨日、活動の一つである石鹸作りをしました。
環境に優しい手作りせっけん(EM菌配合)の作り方 

 
これは使用済みの食用油を
排水溝から流さないために始まったものだそうですが、

最近では環境浄化に効果のあるEM菌を配合しています。

6年前に(若輩ながら)女性部の部長をしていたときにはもう
このEM菌を使用していたので
女性部会員が(他の支部ですが)使用を始めてから10年近くになるんじゃないかなあ〜

その間、女性部(元・婦人部)を初め、環境に対して随分意識改革が進みましたよ。

今日の石鹸作りで使用したEM菌培養液は、市役所の無料配布を利用しています。

宇和島市役所の美化衛生課?(だったかな?)が、
とりあえず1年ということで無料配布を始めたのだったと思います。

好評なんでしょうね、ずっと続いているんですよ。


いくつかの小学校の授業にも環境問題の授業でEM菌を使った取り組みがなされています。


このEM菌というのは、
ヨーグルトや納豆などの有用微生物を集めたもので、

微生物ゆえに、
「乱用して悪影響は無いのか?」
という懸念も指摘されてはいます。

このあたりは、科学的にきちんと解明されていないようで
使用しながらも注意が必要ですね。

しかし、環境を浄化しようという意識改革のきっかけとしては
良いツールになっていると思いますよ。


少しづつですが
活動が進歩しているところが凄いですね。
環境に優しい手作りせっけん(EM菌配合)の作り方 


話は変わりますが、後継者不足にともなって必然と起こってくる漁協女性部の会員減少。

これについて、6年前に私が研究大会で発表した原稿が見つかりました。(掃除をしていたら)

実は今だから言えるんですけど、
この発表の内容は当時、発表の講評の中で
県地方局の産業経済部水産課の課長さんから非難されたんですよ。

婦人部が「一致団結!」を謳っているときに
私は「頑張らない理論」を展開しているんですから
当然と言えば当然です。あはは・・・


だけどね〜
一致団結なんかされたら、部外者は入る隙がないって!
怖いから〜
ますます、部員が減っちゃうよ d(-o-) 分かってないな〜

以下、参考までに



○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●
第23回 宇和島ブロック漁協婦人部研修大会
                 平成14年12月1日

実践発表 
   「おっと漁師や・がいや市」を初めて

           宇和島漁協婦人部  岡崎 由美
○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●

宇和島漁協は今年から、お魚日曜市を始めました。

名称を
「おっと漁師や・がいや市」
(おっとろしや・がいやいち)といいます。


(略)


活動のひとつ、環境浄化運動、
今風に言うと、「エコライフのすすめ」ですが、

婦人部の会員ではなくても
今は一般市民にとっても当たり前の行為です。

しかし今の状況は、熱心な会員の目には歯がゆいかもしれません。

「婦人部会員自ら自己を見直して、徹底、団結しなければ
 人には勧められない」

という意見が今までの主流で、私も耳にしたことがあります。

「もっともっと多くの人に積極的に取り組んでもらいたい!」
「早く美しい自然を取り戻したい!」

それは当然の思いでしょう。


しかし、私の意見は少し違います。

昨年の資料によると、
我が宇和島ブロックは県下でも遊子漁協を筆頭に
「せっけん」の注文量が多いのです。

宇和島漁協は漁協の「せっけんキャンペーン」
という協力もあるのですが

単純に言うと、注文量が多いということは
すなわち使用している人が多いということです。


たしかに全員が使用できれば素晴らしいことですが、
この結果は先輩方の努力の成果として
素直に受け取ってもいいのではないでしょうか。


人の心は、自分と同じとは限りません。


人によっては
気持ちをすぐに変えられる人と、変えられない人がいます。

気持ちを変えるということは、生活スタイルを変えることであり、
もっと深く探れば、
その人自身の生き方をも変えることになります。

そう簡単にいかないと考えるのが自然でしょう。


一口に環境浄化といっても、方法はたくさんあります。

それを個人が意欲的に責任を持って活動するとなると、
とても大変です。

熱心な人ほど、一人で何でもやろうとするから
動かない人に苛立ちを覚える、

余談になりますが、我が婦人部は
今年はEM菌の活用に取り組んでいます。

活用というより、まだ実験と成果の確認という段階なのですが、
すでにEM菌を使用していた先輩である支部長さんが

「頑張ってやると続かないし、苦になるから、
 気が向いた時にやるっていうようにした方がいいよ。」

とアドバイスをしてくれたことがあります。

この言葉で私は「ホッ」としました。

「やらなくちゃっ!」

と、思っていても理想どおり出来なかったりすると
自分に劣等感を覚えてしまいますが、

自由に「今日はエコライフをやろう!」と思ってする場合は
少々でも満足感を覚えます。


同じ事をしても「劣等感」と「満足感」という
この差はとても大きい!

それと同じように
出来ない人が、意欲的にやっている人を目の前にすると
劣等感を覚えてしまうことも
皮肉ですが、知っておく必要があるかと思います。


ここで今までとは違う発想を私は提案したいと思います。

「あまり一生懸命に頑張り過ぎない。
 自分のやりたいことを自由に、
 自然な形で生活の中に生かしていく。
 いくら良いと思うことでも語るだけで押し付けない。」

なんて投げやりで無責任だ!!と思いますか?

思い出してください。

「勉強しなさい!宿題をしなさい!」
と言われた頃のことを。

「自分でやってみよう!」
と思うことが最初の一歩になります。
まるで子育てのようになりますが。


最先端の技術を学ぶ者もいれば、
自分のやっている事を人に話すだけでもいい、
子どもとおしゃべりしながらEM菌を海に流すのもいいと思います。

自分に合った活動を一つ選んで行動すれば、
個々が小さな取り組みでも
総合的に見て大きな活動であれば十分ではないでしょうか。


今日まで私たち、特に先輩方は頑張ってきました。
エンジン全開で走ればオーバーヒートを起こす、
婦人部存続の危機は、今まさにそのときだからとも考えられます。

もう一つ、付け加えるなら
環境浄化も、魚食普及も、真珠の販売も、
婦人部もしくは漁業者だけでは解決できないということに
誰もが気付き始めた、

今こそ外に目を向け視野を広げて物事の動きを大きく捉えていき

各個人が自分の生活スタイルに合った形で
婦人部活動について再確認してみる、

そのための情報をキャッチする窓口であり、
発信源でありえる婦人部にとって

「おっと漁師や・がいや市」は
大きな役割を果たしてくれるのではないかと
期待している今日この頃です。


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