○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●○●○○● 第23回 宇和島ブロック漁協婦人部研修大会 平成14年12月1日 実践発表 「おっと漁師や・がいや市」を初めて 宇和島漁協婦人部 岡崎 由美 ○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●○●○○● 宇和島漁協は今年から、お魚日曜市を始めました。 名称を 「おっと漁師や・がいや市」 (おっとろしや・がいやいち)といいます。 (略) 活動のひとつ、環境浄化運動、 今風に言うと、「エコライフのすすめ」ですが、 婦人部の会員ではなくても 今は一般市民にとっても当たり前の行為です。 しかし今の状況は、熱心な会員の目には歯がゆいかもしれません。 「婦人部会員自ら自己を見直して、徹底、団結しなければ 人には勧められない」 という意見が今までの主流で、私も耳にしたことがあります。 「もっともっと多くの人に積極的に取り組んでもらいたい!」 「早く美しい自然を取り戻したい!」 それは当然の思いでしょう。 しかし、私の意見は少し違います。 昨年の資料によると、 我が宇和島ブロックは県下でも遊子漁協を筆頭に 「せっけん」の注文量が多いのです。 宇和島漁協は漁協の「せっけんキャンペーン」 という協力もあるのですが 単純に言うと、注文量が多いということは すなわち使用している人が多いということです。 たしかに全員が使用できれば素晴らしいことですが、 この結果は先輩方の努力の成果として 素直に受け取ってもいいのではないでしょうか。 人の心は、自分と同じとは限りません。 人によっては 気持ちをすぐに変えられる人と、変えられない人がいます。 気持ちを変えるということは、生活スタイルを変えることであり、 もっと深く探れば、 その人自身の生き方をも変えることになります。 そう簡単にいかないと考えるのが自然でしょう。 一口に環境浄化といっても、方法はたくさんあります。 それを個人が意欲的に責任を持って活動するとなると、 とても大変です。 熱心な人ほど、一人で何でもやろうとするから 動かない人に苛立ちを覚える、 余談になりますが、我が婦人部は 今年はEM菌の活用に取り組んでいます。 活用というより、まだ実験と成果の確認という段階なのですが、 すでにEM菌を使用していた先輩である支部長さんが 「頑張ってやると続かないし、苦になるから、 気が向いた時にやるっていうようにした方がいいよ。」 とアドバイスをしてくれたことがあります。 この言葉で私は「ホッ」としました。 「やらなくちゃっ!」 と、思っていても理想どおり出来なかったりすると 自分に劣等感を覚えてしまいますが、 自由に「今日はエコライフをやろう!」と思ってする場合は 少々でも満足感を覚えます。 同じ事をしても「劣等感」と「満足感」という この差はとても大きい! それと同じように 出来ない人が、意欲的にやっている人を目の前にすると 劣等感を覚えてしまうことも 皮肉ですが、知っておく必要があるかと思います。 ここで今までとは違う発想を私は提案したいと思います。 「あまり一生懸命に頑張り過ぎない。 自分のやりたいことを自由に、 自然な形で生活の中に生かしていく。 いくら良いと思うことでも語るだけで押し付けない。」 なんて投げやりで無責任だ!!と思いますか? 思い出してください。 「勉強しなさい!宿題をしなさい!」 と言われた頃のことを。 「自分でやってみよう!」 と思うことが最初の一歩になります。 まるで子育てのようになりますが。 最先端の技術を学ぶ者もいれば、 自分のやっている事を人に話すだけでもいい、 子どもとおしゃべりしながらEM菌を海に流すのもいいと思います。 自分に合った活動を一つ選んで行動すれば、 個々が小さな取り組みでも 総合的に見て大きな活動であれば十分ではないでしょうか。 今日まで私たち、特に先輩方は頑張ってきました。 エンジン全開で走ればオーバーヒートを起こす、 婦人部存続の危機は、今まさにそのときだからとも考えられます。 もう一つ、付け加えるなら 環境浄化も、魚食普及も、真珠の販売も、 婦人部もしくは漁業者だけでは解決できないということに 誰もが気付き始めた、 今こそ外に目を向け視野を広げて物事の動きを大きく捉えていき 各個人が自分の生活スタイルに合った形で 婦人部活動について再確認してみる、 そのための情報をキャッチする窓口であり、 発信源でありえる婦人部にとって 「おっと漁師や・がいや市」は 大きな役割を果たしてくれるのではないかと 期待している今日この頃です。 ○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●○●○○●○●○○● |
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