宇和島ブロックの漁協女性部は
環境保護に活動の重点をおいています。なぜなら、
自然と共存しているという意識があるからです。
まだ海があまり汚染されていなくて、
魚の漁獲についても機械が整備されていない頃、
そんなに昔ではありません。
父や祖父たちが若かった頃ですから
ソーナーで
魚群を探知しなくても、
勘で網をまわして十分
魚を漁獲出来たし
高度経済成長も手伝って、価格も今よりずっと良かったらしいです。
現在、
「漁が無い」のではなく
「漁はあるけど、安すぎて経費がまかなえない」
から、
漁師は苦しいんですよね
機械や設備の充実による根こそぎの乱獲も事実だと思います。
現在の漁業は
競争社会だから。
曳いた者の勝ち!どころか、
浜や市場で
漁があったと聞きつければ海賊団に変身!
その日の晩には、他の船団たちに取り囲まれてしまいます。怖い、怖い・・・
まき網はそんな調子だから、親方たちは
「このあたりで変革して、漁獲物の調整が出来るように販売のルートと販売をする能力を身につけなければ、共倒れしてしまう・・・」
という危機感を持っているわけです。
これは宇和島漁協内だけの問題ではないと思いますよ。
まだ実感がないかもしれませんが
日本の漁獲物と漁師の存続を考えるならば
これから先は漁協レベルだけではなくて、個人レベルでもネットワークを作っておく必要があると思います。地域の枠を広げて。
話が
環境保護からずれちゃいましたね

宇和島漁協は
漁船漁業が比較的多いんですけど、
主要は魚類養殖や真珠養殖です。宇和島近辺は、といったほうがいいかな?
だから、よけいに海の環境に左右されやすく、
バブル崩壊による価格破壊と
海洋汚染または海水温の異常における真珠貝の大量死は大打撃で
破産した真珠養殖業者が多くでました。悲惨にも自殺者まで出たんです。
それらを教訓に、
環境に対する保護と浄化には強い思い入れがありますね。ま、意識については個人差もありますけど。
その点をカバーするために
先日の宇和島ブロック漁協女性部研修大会では
「海から発信、せっけん生活」という演題で講演がありました。
そして、この手元にある資料には
汚れを落とす主役は水であり、石鹸や洗剤は汚れを落とす助剤にすぎない。どんな優れた石鹸、洗剤でも水がなければ、汚れを落とすことができないと、あります。
日ごろから、石鹸といえども万能ではないと思っている私としては
ちょっと安心した部分であります〜
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