宇和島市の魚市場が、築地から大浦に移転しました。
正確には荷捌場らしいです。
初めは要領が悪くてイライラしたりもしましたが、慣れてくると、広くてきれいなので快適です。
あとは
漁獲量と
価格ですね。
コロナウイルスの影響で、
魚類養殖の餌にする魚の単価が極端に下がってしまっていたので、最近まで休んでいた船団もあったんですよ。
まだ休んでいる船団もあります。
保険に入っているので赤字覚悟では出漁しないという方針なんだそうです。
漁吉丸は、今年は早くから出漁していますよ!
だって、
漁吉丸の魚を待って下さっている、お得意様がいるし、
漁獲される魚も価格も、漁に出なければ分からないですものネ♪
今獲れている魚は、
モンゴウイカ、アオリイカ、スルメイカ、丸アジ、カワハギ、イワシ、スーパーゼンゴですかね。
これも日々変わっていきますけど。
私(漁吉丸ゆみ)は漁には出ませんが、市場での魚の選別には、毎朝行っています。
選別によっても魚の価格が変わるので、
どうすれば、より単価を上げられるかを研究しながら選別しています。
例えば、スルメイカだと、
初めはスルメイカや、アジ、カワハギ、エソなどの種類に分けて、残りを餌にしていたんですけど、
それではスルメイカのサイズがバラバラで価格が安かったので、
大きなサイズだけタンクに入れて、中~小サイズは箱にいれました。
すると、タンクに入れたイカの単価が上がり、
箱に入れて小分けした小さめのサイズのイカもまあまあの価格で売れました。
魚を買う仲買人さんも、大量に欲しい人もいれば、店舗やスーパーに卸すには少量が欲しいという人もいるでしょうし。
または、面倒だけど、大量の.魚の中から、極小なのに単価の良いスーパーゼンゴを選別したりもします。
でも、今年はスーパーゼンゴがいないですね。うちしか曳いてないです。
こうやって、
漁獲するだけじゃなくて、獲った魚を出来るだけ高く売って、収益を増やすっていう努力をしています。
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